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雑記にも程があります

映画「来る」を観てきました

 

 

まだ9月くらいの気持ちでいるのに2019年になるまであと1ヶ月も無いなんて

 

今年も色々あったので、ひと段落したタイミングで豊川稲荷東京別院に行ってきました

 

f:id:leexiang:20181214144406j:image

 

すぐ横が246なのに、とても静かで空気の澄んだ寺院でした 

 

叶稲荷に行くことを目的としていたのですが、

肩の荷が降りたというか、本当に行って良かったです

 

お守りを買うときに、火打ち石を打ってくれたのが印象的だったな

 

 

 

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その後は映画『来る』を観てきました🎬

kuru-movie.jp

 

 

予告編の頃から楽しみにしていましたが観に行って正解の映画でした

 

そして予告編の動画URL貼ろうとしたらサムネイルが怖すぎるのでやめました

 

ホラー映画のそういうとこきらい

 

(ネタバレになりそうなので以下読みたくない人は読まないでください)

 

 

 

 

ストーリー全体を通して考えると、知紗が置かれた環境から来た業で憑かれて起きた出来事であると同時に、知紗自身が生まれつき持っていた因縁を浄化するための通過儀礼だったのかなと思ったり(生まれ直しを含め)

 

 

ぼぎわんが来ることで過去の反復反芻を迫る、罰するのと並んで、

因縁、業だけでなく、偶然に触れた、関わったということで厄災(死)が降りかかってきてしまうのも

ぼぎわん的な存在の性質として併せ持つものだから

 

「そういうのよくわかんない」

「原因を突き止めるのではなく対処」

 

全然違う場面での姉妹それぞれの何気ない台詞が活きるなあと思いました

 

 

 

エンターテイメント性も強いけどドメスティックな問題も炙り出していて 

家庭、社会、人との関わりの中でそれに目をつけられる、というストーリーが現代社会とフォークロアが混じった感じで良かった

 

それ(昔)と地続きのものだと信じることができないくらい新しくなっていてもそこに存在しているって表現は「残穢」とかも当てはまるのかな

 

悪しき影響を及ぼす何かを「うやうやしく迎え入れる」のも古来からある方法だし、使われてる祝詞だったり、民俗学的な要素だったり考証の部分もっと知りたい

 

霊能者が集まって大規模なお祓いを行うシーンでも神道、仏教、沖縄のユタ、そして日本以外の土着信仰の宗教者が居るのを観て、その表現もとても日本的だなと思いました

 

 

 

 

 

 

原作の方も早く買って読みます

 

 

きちんと夜が暗いと怖いよね

 

観終わってなんだけどまた観たい、来週も足を運んでそう

 

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2018/12/31 追記

 

原作「ぼぎわんが、来る」を買って読みました

ついでに何故か日本霊異記も買いました

 

原作は結末が違って事を知らなかったので読んだときは驚きましたが、より背景の記述が充実していて映像では伝わりきっていなかった部分がよく理解できました

 

また同じように「こだから山」「温泉」の話だったり、原作に表されている夫婦間のズレの描写を、映画の方の映像が補うような感覚があったりするなど

 

シリーズ続編も早く読みたいな

 

 

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2019/1/1 追記

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明けましておめでとうございます。

「来る」2回目行ってきました。