xiangblog

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雑記にも程があります

高校生を辞めること 高校中退から大学進学までの話。

現在、私は大学4年の学生です。
高校中退、1年浪人1年仮面浪人、実質2浪の大学生です。こう書くと結構なクズ感がありますね。
とはいえ現在はちゃんと真面目な学生です。

何故こんな記事を書いてるのか、それは自分の経験が高校中退した方、高校中退を考えている方に対して少々役に立つことができるのでは、と思ったからです。役に立たなかったらごめん。

高校中退に至った理由

高校は良いとこのお嬢さん学校に通っていました。
とても環境が良いところでしたが、何故か高校入学直後からクラスでいじめが始まり、
友人の教科書は無くなるわ私物に落書きはされるわで、HRで抗議したところ、今度は私に飛び火し
「もうこんなバカと3年も一緒に居たくない」と、授業には出ず部活だけ通い、そのまま年度末の3月に中退をしました。

どんなに悩んだところで、紙一枚で終わった高校生活でした。

高校を辞めるべきか辞めないべきか

高校生の悩みどころはここだと思います。閉鎖的な空間、都内首都圏なら結構色んな道が用意されていますが、地方だと難しいところがあります。でも最近は通信制高校もあるし状況が違うかな。

両親の世代だと「高校を辞めるなんて理解できない」という方も多いかと思います。

私自身もそんな状況で、両親には本当に申し訳なかったのですが、「もう本当に疲れている」と何度もお伝えしたことで辞めさせていただくことができました。
辞めて良かったか、と聞かれたら私は「良かった」と答えると思います。

一方、「辞めない」という選択のメリットですが、履歴書に中退、と書かなくていいことです。
辞めて良かったと思っている人間がそう書くのもどうかと思いますが、高校生活を続けられるなら、続けた方が良いと思います。経歴が綺麗なことは良いことです。

高校を順調に卒業し大学に入り、学生生活を楽しそうに謳歌する人達を見ると「すごいなあ」と尊敬してしまいます。本当にすごい。

そして高校中退者は謎のルサンチマン精神を心に持ってしまう方もたまに居ます。
辞めたことが自分のコンプレックスとなってしまうようであれば在学し続けた方がよいでしょう。

中退すると何が変わるのか

大きく変わるもの、それは時間の使い方などではありません。

他人からの態度です。

高校に通っていたときは優しく対応してくれていた両親、そして周囲の人々は辞めた途端に冷たくなり「こいつは不良だ」という目で見てくるようになりました。

別に高校を辞めただけなのです。それ以外は何も変わってないのに。
人生を快適に生きるにはそれなりの肩書きが大事なのだな、と思ったのを覚えています。

こういうことがあるので高校を辞めることは安易にお勧めできるものではありません。
繰り返しますが、高校生活を続けられるなら続けた方が良いと思います。

高校を辞めたらまずは高認を取ろう

高校を辞めたとはいえ、大学に通うことは自分の中では決まっていたのでまた勉強することになります。 高卒認定試験対策の予備校に入ることになりました。

入ると当然ですが高校中退した同年代の人が沢山いました。

不良、メンがヘラってるタイプ、コミュ障、元々の性格がエキセントリックなタイプ、個性的で様々です。

みなそれぞれ辞めるに至った過去があるからか、性格が優しい人が多かったです。

友達がいない、人が怖い、という子でも安心して勉強できる場所でした。

全国にある予備校なので、もし行こうかな…と考えてる方は、気軽に見学に行くと良いかもしれません。

このときは精神的に脆くて人と話すのもイヤで怖かったのですが
健全な人との関わりが功を奏して、何人も友人ができ、楽しく予備校生活を送る事ができました。

このとき一緒に勉強してたクラスメイト達は今でも友人です。

高校をやめたけど、どうしたら良いのか全然分からない人はぜひ予備校に入ることをお勧めします。
(特に専門の予備校は進路指導からこころのケアまで充実しています)

でも予備校は高いしできればテキストで勉強したい…という方も、大きな書店に行けば優れたテキストが売っていますのでぜひ探してみてください。
高校卒業程度といっても正直、高1〜高2レベルの問題しか出ません。
独学でもきっと大丈夫かと思います。


高認に合格すると何が変わるのか

合格おめでとうございます。簡単だよ、的なことを言った割に8科目〜10科目の試験をこなすのは意外と大変です。お疲れ様です。

高認に合格すると、バイトや就職の募集に記載された「高卒以上」に応募することができますし、何より大学、専門学校への進学が可能になります。

上述した「辞めた事で他人からの態度が変わる」ですが
大学や専門学校に入る、高認の資格で高卒として就職すれば、辞めたことで変わった他人からの態度は、また元に戻ります。

態度が変わることにショックを受けたり、拗ねたりするよりは、この時期だけの感覚だ、と面白がる方が過ごしやすいです。

あ、文部科学省に合格証明書、合格成績証明書の交付手続きする際は、受験等の様々な場面で使うことが多いので、必要通数を多めに申請しておくのがおすすめです。

大学に入ってからというもの

そしてここからは紆余曲折ありながら
現在の大学に入学することができました。

受験勉強に関しては大手予備校に通って勉強していただけなので書きません。

高認で大学に入った、という経歴は結構なアウトロー扱いを受ける事が多いです。
それなりに高認の人はいると思うんだけどな。
とはいえこれらが足枷になることは特にありませんでした。

あ、でも大学入試で「高卒認定」の受験生を落とす大学がある、との話は聞きました。
実際そういった事例もあるようです。

もし不安であれば大学のパンフレットやホームページの「受験者、合格者の統計」が記載されたページを見て、確認されるとよいと思います。
各県の受験者、合格者について書かれている他に、高卒認定資格での受験者の合格人数も書いている場合が多いです。



私は高校中退をした側の人間なので、バイアスがかかっているというか、滞りなく学業を修了された方からは異論があるかもしれません。

その場に自分を適応させていく努力をすることはとても素晴らしいことですが、
自分が適応できる場所で努力するという選択肢もあると思うのです。


記事を書いたことで様々な方に支えられていたのだということを改めて感じました。特に実家の太さ。感謝致します。

大学の試験期間の現実逃避にえらく長い記事を書いてしまいました。
誰かの参考になれば幸いです。それでは。